Coupe du Japon Fujimi Panorama International UCI Class3 DH-i 参戦レポート
6/28(金)〜6/30(日)までここ富士見パノラマMTBパークでは「Coupe du Japon Fujimi Panorama International UCI Class3 + UCI Junior Series」が開催されています。今回のレースにはBGH店長の丸山がダウンヒルに参戦したので、説明をしながらレースレポートをしたいと思います。
<カテゴリー>
今回のレースはJCF(日本自転車競技連盟)公認レースですが、UCI(世界自転車競技連合)の公認レースでもありますので、各カテゴリーとクラスが分かれています。ダウンヒルは3つのクラスに分かれており、男女分かれて下からチャレンジクラス、アドバンスクラス、エリートクラスとなります。更にエリートクラス内でもシニア、ユース(17歳以下)、マスターズ(30歳以上)と分かれています。これにはJCF(日本自転車競技連盟)に選手登録が必要となりますが、一般クラス(登録選手以外)のクラスも設けてありますので、ここ富士見パノラマを走ったことがあるライダーでしたらどなたでも参加可能です。
<コースの長さ>
UCIルールに従い2km以内にコースが設定されています。その為コースは通常の常設コースの中間部からスタートとなります。
ご存知の通り先週は熱帯低気圧が近づいており、さらにそれが台風に変化し、各地に雨を降らせました。
富士見パノラマも雨の影響でコース自体は全体的にウエットで、最初はマッドタイヤ(泥の路面に強いタイヤ)を装着していましたが、金曜日は天候も好転し、路面状況もよくなってきましたのでドライタイヤに交換して練習走行を行いました。UCIルールではダウンヒルは予選までに練習走行を2回走行しないとレースに出場できません。
<タイムドセッション>
ダウンヒルにはエリートクラスのみ前日の金曜日に「タイムドセッション」という公式な決勝と同様にタイム計測が行われる時間が設けてあり、義務ではありませんがほぼ全員の選手がこの時間を走り、自分の調子を確かめたり周りのライダーの調子を探ったりと既にここからレースの駆け引き始まっています。丸山はこのタイムアタックでは6位のタイムで終了しました。
<予選>
ダウンヒル男子エリートの場合は予選で上位30名が決勝レースへ駒を進むことができます。
但しランキング8位まではプロテクト(シード権)があり、もし予選レース中にマシントラブル等で予選通過タイムを下回っても、規定時間内にフィニッシュラインを通過することができれば決勝へ進むことが可能です。
丸山はスタート直後のコーナーでフロントタイヤで石を踏んでしまい、危うく転ぶところでしたが、問題なくフィニッシュ。大きなワンミスをしたにもかかわらず、前日のタイムを上回るタイムで予選6位で通過しました。
Photo by Hideyuki Suzuki
<決勝>
決勝の時間か近づくにつれ、雨雲がどんどん厚くなり、とうとう雨が降ってきてしまいました。
タイヤをマッド向けのタイヤに交換しようかと考えましたが、スタート地点へ出発前の降りで判断し、ドライタイヤでもイケると判断し、スタート地点へ向かいました。しかし自分のスタート時間に近づいてくるにつれ、雨脚が強くなり、予想以上にコースはスリッピーに変化していました。無理せず、でも自分をプッシュしながら転倒しないように走行し、決勝は9位で終了しました。Photo by Hiroyuki Nakagawa
<普段の練習時間って?>
色々なお客様に「富士見パノラマが職場だと、練習時間があって沢山乗れるでしょ?」と聞かれる場合がございますが、私がプライベートで集中して走れるのは良くて週一のみです。全く走る時間はありません。
弊社の事業の一環でMTBレッスンがありますが、その時にお客様に合わせてレクチャーをしながら一緒に走るくらいなので、自分のペースや内容での練習はほぼできません。ですが、DHトラックを走る以外でもできる事があるのでそれを実践していました。
<BGHには各レベルに合わせたMTBレッスンがございます>
もしDHレースに興味がある方やもっと速くなりたい等のリクエストがございましたら、プライベートレッスンの受講をおすすめいたします。プライベートレッスンでしたら各自の目的に合わせたレッスンをする事が可能です。
お申し込みは希望日一週間前までとなります。是非一度ご相談ください。
また今回レースをご覧になり、MTBに興味をお持ちになりましたら、初心者向けの「MTBベーシックレッスン」がございます。マウンテンバイクや装備をお持ちでなくてもレッスンとレンタルがセットになった商品がございます。お気軽にご相談ください。
<最後に>
もう40代の初老(笑)ですが、おかげさまで今回予選・決勝共にベスト10の順位に入ることができました。
練習中やレース前のバイクメンテナンスに協力し、支えてくれた弊社BGHスタッフにも感謝です。
今後も応援よろしくお願いいたします。