2025年最新!MAXXISマウンテンバイクタイヤ(ダウンヒル向)を解説します!

 

2025年最新のMAXXIS(マキシス) ダウンヒルタイヤを解説します!走行スタイルやコンディションに応じて最適なタイヤを使用することで、マウンテンバイクはもっと面白くなります!タイヤ交換の際などのタイヤ選びのお供にこの記事をご活用くださいませ。

画像左から、HIGH ROLLER、DISSECTOR、ASSEGAI、MINION DHR II

まず現在MAXXISのマウンテンバイク向けタイヤの中で特にハードなダウンヒルやトレイルライドで使用されているタイヤを4種類解説します。上記画像は左からHIGH ROLLER(ハイローラー)、DISSECTOR(ディセクター)、ASSEGAI(アッセガイ)、MINION DHR II(ミニオンDHR2)というタイヤです。それぞれタイヤパターンが違っているのがお分かりいただけると思います。

画像左から、HIGH ROLLER、DISSECTOR、ASSEGAI、MINION DHR II

タイヤパターンを真上から比較してみました。オフロードタイヤはタイヤのノブ(突起)が地面に刺さることでグリップを確保します。ざっくりまとめますとノブが低ければ走行抵抗は軽くなるが柔らかい土などでのグリップが減少しノブの密度が高ければ硬い路面でグリップが良いが泥詰まりなどが起きやすくなりウェットコンディションや柔らかい土には相性が悪くなると考えていただければよろしいかと思います。各タイヤともノブの方向や密度が異なっているのが見ていただけます。

MAXXIS ASSEGAI

MAXXIS ASSEGAI(アッセガイ)はMAXXISのダウンヒルカテゴリの中で最大のグリップ性能を持たされているベストセラータイヤです。オールマウンテン、エンデューロ、フリーライド、ダウンヒルカテゴリの新車はほとんどのバイクがこのタイヤをフロントタイヤに装着して販売されているほど、コンディションをあまり選ばずに素晴らしいグリップ性能を発揮します。弱点はノブが高く、ノブの密度が高いため泥はけが悪くマッドコンディションとの相性が悪いことと、他のダウンヒルタイヤと比べても重量があることです。しかし軽快感よりも安心感を求める方にはASSEGAIを前後に装着される方も多くいらっしゃいます。

MAXXIS MINION DHR II

MAXXIS MINION DHR II(ミニオンDHR2)はMAXXISのダウンヒルタイヤ、ミニオンシリーズのリア用タイヤです。ブレーキング時のグリップ性能と左右へのグリップ性能を追求し横長のセンターノブとカギ形状と縦長のサイドノブを交互に配置することで安定感は抜群です。こちらも2024年までのオールマウンテン、エンデューロ、フリーライド、ダウンヒルカテゴリの新車のリアタイヤ装着率No.1のタイヤとなっており、ドライコンディションでは最高のパフォーマンスを発揮します。弱点は新世代タイヤと違い縦と横のパターンで構成されているため斜め方向のグリップ力があまり良くなく、唐突にグリップが抜ける場合があること、横長のセンターノブの影響で転がり抵抗が高く、ブレーキング後の加速力は今ひとつです。

MAXXIS DISSECTOR

MAXXIS DISSECTOR(ディセクター)はASSEGAIに続いて登場したMAXXISの新世代タイヤです。リア向けに設計されており転がり抵抗の軽減を意識しつつブレーキング時のグリップ性能も確保するべく低めかつ斜めにカットが施された横長のセンターノブと、高めかつ斜め方向に傾けて配置されたサイドノブで横方向のグリップ力も確保する設計です。ノブ間の感覚も広めで泥はけ性能も良好です。転がり性能が低く高い加速力と全方向にバランスの取れたグリップ性能が持ち味ですが、弱点としては他のタイヤに比べノブが小型なため全体的なグリップ性能が劣るところです。グリップよりも軽快感や加速力を求める方向けのタイヤと言えます。

MAXXIS HIGH ROLLER

最後は昨年の夏に発表され、今年から入荷が始まった最新型のMAXXIS HIGH ROLLER(ハイローラー)です。HIGH ROLLERはMAXXISの伝統的なダウンヒルタイヤで、今作で3作目になります。名前の通り転がりの軽さが持ち味ですが、今作は背が高いスパイクノブと大型のサイドノブで特にウェットコンディションやマッドコンディションなど柔らかい土、濡れた根っこや岩などに抜群の威力を発揮します。背が高いスパイクノブながらローリング方向に斜めカットがされているため転がりの軽さは前作から引き継いでおり、根っこや岩が連続するテクニカルなセクションでもスイスイと乗り越えていきます。同系統のタイヤではウェット、マッドコンディション専用のSHORTY(ショーティー)がありますが、ショーティーに比べルーズなコンディションではグリップが劣る一方、根っこや岩、ドライコンディションでもしっかりグリップがあるのでよりオールラウンダーとなっています。一方で硬く濡れたバームなどにはASSEGAIに比べグリップが劣り、ドライコンディションでは全体的なグリップ感でもASSEGAIが優れています。転がりの軽さを活かすリアタイヤでの採用や、雨や泥のコンディションの時の前後タイヤへの採用などがおすすめの使い方です。
富士見パノラマリゾートBGH MTBレンタルショップではMAXXISのダウンヒルタイヤを常時各種在庫しています!もちろんレンタルバイクもMAXXISのダウンヒルタイヤを使用していますので、実際の装着感なども確認していただけたり、スタッフがご相談にも対応しますので、富士見パノラマにお越しの際はぜひ一度お越しいただければと思います。